3/20から、瀬戸内の島々を舞台に瀬戸内国際芸術祭が始まった。
3年に一度開催され、今年で3回目となる「瀬戸芸」。
春、夏、秋にそれぞれ1ヶ月ほど開催され、前回の来場者100万人を超えたとか。
批判も含めいろんな声を聞く瀬戸芸ですが、みなさんはどう思いますか?
かくいう私は、パスポートを買うほどの瀬戸芸ファンです(笑)
この芸術祭の何がスゴイかって、ただの田舎の、じいさんばあさんしかいない島々に
これだけの人数を動員するパワーがスゴイ。
それだけじゃないんです。
来場者のほとんどが、普段はそれほど芸術に触れていないにもかかわらず、
(あ、私の勝手な偏見ですwww)
気がつけば、展示されている作品だけでなく、
周辺のごく普通の竹薮からゴミ箱までアートに見えてくる始末。
まさに「瀬戸芸マジック」
これだけ人の心を動かす要因はどこにあるのか。
ここにヒットの法則がいくつか隠されているんです。
その法則のひとつに
「相対するものが一緒になった時にヒットが生まれる」
というヒットの法則。
例えば・・・
「きもい」のに「かわいい」=きもかわいい
「マスコット」なのに「ゆるい」=ゆるキャラ
「アイドル」なのに「普通の女の子っぽい」=AKB、ももクロ
「はいてる」のに「はいてない」=とにかく明るい安村
と、いう感じです。
この瀬戸内国際芸術祭も
「じいさん、ばあさんの島」なのに「最先端のアート」といった
真逆のものが一緒になってるんです。
その他にも島という閉鎖された空間による「夢の国効果」や
3年に一度という「レア感」など、たくさんのヒットの要因が溢れています。
もちろん、アーティストの皆さんの作品が素晴らしいのは当然です。
まあ、そんな感じで瀬戸芸を楽しむと2倍オモシロイ。